こんにちは。しらゆり皮膚科の竹田 潮です。

大人のにきびは保険診療だけでは治らないことも多いです。
この患者さんは他院で保険診療(ディフェリンゲルなど)によるにきび治療を続けても改善なかったため、当院を受診されました。
頬から顎にかけて、炎症性にきびが多発していました。

アイソレイズとケミカルピーリングの併用を開始しましたが、なかなか新しいにきびの発生がおさまらず、抗アンドロゲン剤の内服も追加しました。
治療開始後2か月で効果が出て、色素沈着は多少ありますがかなり目立たなくなりました。
陥没した瘢痕にならなくてよかったです。

現在は月に1回程度のケミカルピーリングを続けています。また、にきびが再発しないように、スキンケアの指導も行っています。
このように重症のにきびでは、保険診療(ディフェリンなど)だけでは治りにくく、治るまでに時間がかかってしまうことが多いです。

当院では、にきびの状態や患者さんの肌質によって最適な治療を行っております。
まずは保険診療を行いますが、それだけでは改善しない場合は保険適応外の治療も提案しています。
他院の治療で効果が感じられない方はご相談にいらしてください。